協同組合 伝統技法研究会

所在地
東京都文京区
発注者
文京区
竣工年
2005年
業務内容

旧伊勢屋質店は樋口一葉が通った質店として知られ、歴史の町本郷のシンボルとして区民に親しまれてきた。建物は見世・土蔵・座敷棟の3棟からなり、文書から、見世は明治40年(1907)の建築、土蔵は明治20年(1887)に南足立郡鹿浜村から移築、座敷棟は明治23年(1890)の建築であることが確認できる。東京でも少なくなった明治期の商家の暮らしを伝える、きわめて貴重な建物である。平成15年(2003)、見世・土蔵・座敷の3棟が登録有形文化財となった。

伝統技法研究会は、平成8年(1996)に江戸東京博物館別館江戸東京たてもの園の委託で簡易調査を行い、平成12年(2000)には文京区教育委員会の委託により、修復方針と耐震補強案を作成するための調査を行った。明治期の建物は破損が激しく、平成16年(2004)から平成17年(2005)にかけて国庫補助金を受けて応急的な修理が行われ、伝統技法研究会が設計監理を担当した。

平成27年(2015)に跡見学園女子大学が取得し、一般に公開されている。

建物データ
区指定有形文化財
見世
当初の用途
店舗(質店)
現在の用途
公開施設
建設年
明治40年(1907)
構造
木造2階建
備考
-
区指定有形文化財
土蔵
当初の用途
蔵
現在の用途
公開施設
建設年
明治20年(1887)
構造
土蔵造 2階建
備考
南足立郡鹿浜村より移築
区指定有形文化財
座敷棟
当初の用途
住宅
現在の用途
公開施設
建設年
明治23年(1890)
構造
木造平屋
備考
-