佐倉は、慶長15年(1610)、徳川家康の命により老中土井利勝が入封して佐倉城を築き、その後は長く堀田氏が治める城下町として発展した。明治以降は佐倉城址に歩兵連隊が置かれ、軍都としても栄えた。
成田街道に沿う新町地区の周辺には商家が立ち並び、歴史的な町並みを形成している。一方、郊外には今も多くの農村集落が点在し、茅葺き屋根の民家や土蔵が数多く残る。
伝統技法研究会は佐倉市の委託を受け、平成14年(2002)から足かけ11年にわたって悉皆調査を実施し、延べ1,750棟の建物を調査した。その成果を『佐倉市歴史的建造物基本調査報告書』にまとめている。