上条集落の調査は、公益財団法人日本ナショナルトラストの調査として平成16年(2004)に行われた。
調査の目的は、基礎的な民家調査や、歴史・周辺環境・景観の調査を実施して歴史的・文化的遺産としての価値を明らかにするとともに、将来に向けた保存活用の方策を提案することにあった。
上条集落のある甲府盆地東北部の民家は切妻造りで、妻側の壁面に棟木を支える棟持柱や棟束が見られる独特の外観を大きな特色とする。集落の戸数は26戸で、東西・南北とも約300mの範囲にまとまっており、建設年代は18世紀から19世紀にかけてのものが多く、最も古い家は17世紀後期と推定される。