坂長本店は江戸時代から続く老舗の商家で、店蔵、袖蔵、主屋、文庫蔵、中蔵、石蔵の6棟が国の登録有形文化財となっている。なかでも店蔵と袖蔵は古河城から移築されたと伝えられ、文庫蔵にも移築の可能性がある。
改修にあたっては、これらの歴史的建造物を尊重し、その価値を損なわない設計によって将来への継承を図るとともに、「お休み処 坂長」として活用するための安全性と機能を付加した。店蔵、袖蔵、文庫蔵の3棟については文化財としての価値を最優先した修理とし、可能な限り当初の材料と技法によって修復している。
平成24年度 茨城県「まちづくりグリーンリボン賞」受賞